金曜日, 1月 30, 2009

ホールで見かけた楽しい仲間 Vol.1

ホールで見かけた楽しい仲間 Vol.1

今は,「アミューズメント」だとか「○○○○○パーク」だとか「××××パーラー」とか,かっこつけた名前のパチンコ屋が多くなった。
20年位昔は,「○○○○会館」という名前が多かったのに。
まあ,「パチンコ屋は健全な遊びですよ」とホール関係者は,イメージアップの戦略として小奇麗な名前にしたんだろう。
まあ,それはそれなりに分かる。
店員教育も昔と比べたら雲泥の差だ。
元気のいい挨拶,当たったら「おめでとうございます」と言って箱を持ってきたり,札を刺したり。
昔なんか,店員といえばチンピラ崩れのような人が多かった。
たまに爆発して出たりなんかしたら,睨まれるというのも珍しくは無かった。
これも世の流れなのだろう。
しかし,表面は健全を謳っているが,裏はそうでもなかろう。
客も健全化したのだろうか?
そうともいえないだろう。

そこで,私はホールにまつわる不思議話,おかしな人々などを取り上げて,エッセイを書いていこうと思う。
楽しい話が多い方がいいのだが,それが出来る自信は無い。
中年おっさんの戯言として気軽に読んでくれることを願う。
どうか,暫くの間,お付き合いいただきたい。

さて,1回目は何を書こうか。
「バカ殿との邂逅」、これにしよう。

その男の風貌は,ちょっとどころか,かなり異質だった。
オイラは,まじまじと見たのではない。
トイレに行った時に,ほんの一瞬すれ違っただけである。
それでも,そのインパクトは強烈であった。
何が凄いか?
はっきり言おう。
眉毛である。
ちょんまげである。
志村ケンがバカ殿を演じているが,そのバカ殿の眉毛に似ているというのが一番近いかもしれない。
眉毛が,半端なく太い。
げじげじ眉毛とは違う。
眉間に近い眉毛から顔の端に至る眉毛が台形の形になっているのである。
弧を描いているのではない。
本当に台形の形なのである。
毛じゃなくて、顔に海苔を貼ったような感じなのである。
一瞬,イベントでお笑い芸人が来ているのかと思ってしまった。

オイラは迷った。
後をつけて、もっとよく見ようかと。
でもやはり,気が引けて出来なかった。

次回からは,もっと観察を詳しくして,ディテールの細かい報告をしたいと思う。