6
ボクはうたを思いだした。
なんていう、うただったかな。
そうだ。
シャボンだまだ。
しゃぼんだま とんだ
やねまで とんだ
やねまで とんで
こわれて きえた
かぜ かぜ ふくな
しゃぼんだま とばそう
ボクは小さな声でうたった。
木もさらさらとゆれて、いっしょにうたっているようだった。
なんだかちょっとかなしくて、うれしかった。
べつべつのきもちがまざって、なんだかへんな気分だった。
そして、木からおりた。
なんだかまたねむくなちゃった。
はっぱのふとんでまたねた。
0 件のコメント:
コメントを投稿