『社長 vol.32』
あれは何年前のことだろう・・・
社長がR町からS町に転勤した後の出来事だった。
・・・・ ・・
S町に転勤しても毎週末のS幌市ス○キノでのお買い物は,社長にとって欠かせない週課だった。
あの週も社長は,期待に股間を膨らませてスス○ノへと出かけていった。
『まずは,一服』の『プッシーキャ○ト』。
いつものように可愛い娘を膝に乗せて『タッチゴーゴー』を楽しみ,ジャンケンに勝って『カウンターゴーゴー』を楽しんだ。
いつものように『プッシーキャ○ト』での楽しい時は,矢の如く流れていった。
そして,『軽く一杯』のお手軽ソ○プでも,それなりの娘をゲットして,社長なりの愉しい時間を過ごした。
そして,いつもなら『最後の締め』に行くところだが,あの日は違っていた。
「いや~あ,先輩,軽く新しい店でも開拓したくなったんですよ。いっひっひっひ」
そう,社長は新しいFZK店を探そうとしたのである。
社長にとってススキ○は,自分の庭のようなもんである。
客引きなんて怖くない。
ぼったくりがなんだ。
や○さんなら,自分の親父と同じ稼業だ。どうとでもなる。
早速,『○スキノタウン情報』をコンビニで買い込んだ。
そして,探し始めて30分。
新規開拓の店を見つけた。
その店に社長が入店した途端,年端もいかない若い娘が群がってきた。
さながら砂糖に群がる蟻の如く。
そう,その店はキャバクラであった。
キャバクラに於いて社長の様に欲情に金を惜しまない客は,甘い甘い砂糖である。
しかし,その時蟻の1匹が大きな声で叫んだ。
「あれ~っ,先生!!」
そう,その一匹の蟻は,社長がR町にいた頃の教え子だった。
「ゲッ,まずい・・・」
反射的にそう思ったという。
社長は,社長なりに教職公務員である自分の立場を自覚していた。
しかし,そうであってもやはり社長である。
FZKに来て,3分も経たないうちに帰るのは,無作法だ。
何より,群がってきた娘達に悪い。
とんでもなく失礼だ。
社長なりのFZKに対する信念である。
社長は当然,60分間,料金に見合うだけ楽しんだ。
勿論,元教え子は,その間社長の隣にいたという。
もしかしたら,膝の上にも乗ったのかもしれない。
もしからしたら,元教え子にこんな事やあんな事をしたのかもしれない。
その事について,社長からの報告は無かった。
でも,社長であるから,当然キャバクラに於ける作法はやり通しただろうというのが,我々の見解である。
余談ではあるが,社長であるから,その店を後にして『最後の締め』にも行ったのは言うまでもない。
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